お知らせ
2017年04月19日
ニフティ株式会社
身近なネットワークのリスクと対策について
平素は@niftyをご利用いただき、誠にありがとうございます。
@niftyカスタマーサービスデスクにさまざまなインターネット接続方法についてお問い合わせが寄せられています。セキュリティ面などで危険な接続方法もあるため、本ページではリスクの可能性があるネットワーク接続方法と対策を案内いたします。
PPPoE接続(広帯域接続)のリスクとその対策
PPPoE接続(広帯域接続)とは?
インターネットへ接続するためには、@niftyのようなインターネット接続プロバイダーに正規な利用者かどうかを認証して利用できる仕組みとしてPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)という接続方式があります。
PPPoE接続のリスク
インターネットを利用するため、PPPoE接続するにはパソコンに直接PPPoE接続する方法とルーターを通してPPPoE接続する方法、2つの方法があります。
直接PPPoE接続をすると、接続元の機器(パソコンやルーター)がそのままインターネット上にさらされることになり、悪意のある不正侵入やウイルス感染などの危険性に常にさらされている状況となってしまいます。
そのため、パソコンから直接PPPoE接続でインターネットに接続することは非常に危険です。
パソコンに直接PPPoE接続する方法
利用者が気づかない間に外部から悪意のある不正侵入やウイルス感染などの危険性に常にさらされている状況
ルーターを通してPPPoE接続する方法
ルーターが外部からの不正侵入やウイルス感染などを遮断するため、パソコンに入り込みにくく安全性が高い
PPPoE接続(広帯域接続)の対策方法
ルーター(ホームゲートウェイ)と呼ばれる機器を通して接続することで、ルーターが外部からの不正侵入やウイルス感染などを遮断するため、パソコンに入り込みにくく安全性が高くなります。 また、ルーターは不正侵入や外部からの攻撃を緩和できても、コンピューターウイルスなどを防ぐものではないため、別途ウイルス対策ソフトの導入は必ず行ってください。
- ※ 一部の回線ではこのルーターが標準装備で提供されていますが、ルーター機能を持たないADSLモデムや光回線のONU装置ではルーター機能がありません。ルーター機能を持たない機器の場合は、量販店などでルーターのご購入をおすすめします。
@niftyが提供しているおすすめのセキュリティサービス
公衆無線LANを使うリスクとその対策
公衆無線LANとは?
外出先でインターネットを使用する際に便利なのが公衆無線LANです。空港・鉄道会社・自治体・ホテル・カフェなど無料でさまざまに提供されています。無線LANの中でもこのように不特定多数の人への提供を目的としたものを公衆無線LANと呼んでいます。提供されている場所にはステッカーや「Wi-Fi」ロゴマークなどが掲げられています。
公衆無線LANを利用時の注意点
公衆無線LANは便利な反面、セキュリティ面で気をつけなければならない点があります。
- (1)公衆無線LANはさまざまな場所で提供されていますが、すべてが安全なものとは限りません。中には正規に利用できるサービス名と似せて、個人情報を盗む狙いで提供しているような悪質なものもあります。利用できるからと言って、安易に接続するのは非常に危険です。
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(2)メールやメッセージ、パスワードなどの通信を容易に読み取られる危険性がありますので、以下の接続方法についてはなるべく避けてご利用ください。
- 接続先である無線のアクセスポイントとの暗号化通信がないもの
- 脆弱性が指摘されているWEP方式のもの
- (3)パソコン、タブレット、スマートフォンいずれの機器もウイルス対策ソフトをご利用ください。
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(4)メールを利用する場合、メールソフトの送受信設定をSSLの設定をONにしてご利用ください。
- ※ メールの内容がSSL方式により暗号化されるため、安全性が高まります
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(5)常時安全セキュリティ24を利用している場合は、セキュリティセンターに接続してご利用ください。
- ※ 接続通信自体がVPN方式により暗号化されます
- 参考:パソコンやタブレットなどご利用の方
- 参考:NifMoをご利用の方